2012年04月04日

横山幸雄、15時間の「ショパン全曲プログラム」について語る

「ショパンの人生における成熟を、私たちの1日の流れに重ねあわせて感じていただきたい」―是非Myクッション持参で(笑)
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―ショパンの作品全曲演奏会は、2010年、2011年に続いて3回目の演奏会となり、今回は「作品番号のついた全作品演奏」ということですが、中でも注目が、ショパンのピアノ協奏曲第1番・ピアノ協奏曲第2番の“ピアノ独奏ヴァージョン”の演奏ですね。
私はこの楽譜の存在を一昨年前に知りました。ピアノ独奏ヴァージョンでショパンのピアノ協奏曲を演奏しておられるピアニストは、まだそんなにたくさんいないと思います。
私自身、演奏会では初めて演奏します。
実際の舞台でどのような演奏になるのか、私も楽しみなんです(笑)

―朝8時からコンサートが始まって、夜までずっとショパンの作品番号順に演奏が行なわれる訳ですが、演奏の中で1日の中の人間の気持ちの変化のようなもの(朝の気分、夜の気分など)はあるのでしょうか。
それはあります。この演奏会で、「ショパンの人生における成熟を私たちの1日の流れに重ねあわせて感じていただく」のも面白いのではないかと思います。
例えば、朝はすがすがしいし、新鮮ですね。演奏会のプログラムでは、そこにショパンの若いときの作品があらわれます。
そしてプログラムのお昼にさしかかるころには若々しいが既に脚光を浴びるショパンがそこにいる。
それが夕方くらいになるとジョルジュ・サンドとの出会いや人生の経験を色々と積んだショパン―それは私たちの1日で言うと、夕方の1日のちょっとした疲れ、そして“乗ってきた感じ”そんな感じでしょうか。
そしてそれを飛び越えて夜になると一種の“疲れ”によってそれがかえってハイ・テンションに向かうような気持ち―ショパンで言うと晩年の体調をこわして1年の大半をベッドで過していながら「第3ソナタ」を完成するというような感覚は、普通なら1日の中で夜食事をして落ち着いてその日の終息に向かう方向にある時に、そこから逆方向にテンションをあげてゆく時がありますが、そこがショパンの人生とも重なるような気もするのです。
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―15時間と長いコンサートになりますが、聴衆の皆さんにお伝えしたいメッセージをおきかせください。
コンサートというと、どこかかしこまって会場に向かう、というイメージがありますね。
それはもちろん、その良さもありますが、このコンサートは「1日中、すこしゆるく」ショパンの人生に浸っている、そんなイメージでお楽しみいただきたいコンサートです。
1回目、2回目とこういったコンサートを行なってきましたが、長い時間のコンサートですので、お客様はトラベル・グッズのようなものをお持ちの方とか、クッション持参でお越しの方とか・・・長時間フライトの気分でお越しの方もおられますね(笑)
通常のコンサートのように2時間集中して、というのではなく、ずっと一緒に浸ってその中で成熟してゆく、テンションも少しずつ上がっていって、皆さんと共につくり上げてゆく、「2012年ショパンの生涯Vol.3」にしたいですね。
朝からご一緒させていただくのはもちろん、お昼のいい時間にご一緒できるのも、その後ずっとご一緒できるのも嬉しいです(笑)
コンサート会場でお待ちしたおります。

―ありがとうございました。



横山幸雄 “入魂のショパン”
<ショパン/ピアノ作品全149曲演奏会>

2012年5月3日(祝)東京オペラシティ コンサートホール
開演:朝7時30分開場/8時開演
夜11時終演(予定)

全4部  ※各部の開演予定時間
〔朝の部〕 午前8時
〔昼の部〕 午後0時50分
〔夕べの部〕午後3時40分
〔夜の部〕 午後7時5分

全日通し券:¥9,500  各部券:¥ 4,000
お問い合わせ:ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040 

posted by JapanArts at 16:47| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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